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【同人誌レビュー】角と板と魔法記師1【とりからの巣】

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角と板と魔法記師1:新たな冒険の書、そして新たな仲間たち

「マンガでわかる異世界冒険の書」の続編、「角と板と魔法記師1」。前作で描かれた大魔王マンガとの壮絶な戦いを経て、再び冒険の旅路へと足を踏み出したベルと、新たな仲間であるアシオ、そしてしゃべる板・ホワイトの物語は、読者に爽快感と温かい感動を与えてくれる。前作を知らなくても楽しめる作品だが、前作を知っていれば、ベルの成長や世界観への理解が深まり、より一層楽しめるだろう。

魅力的なキャラクターたち

ベル:成長を続ける冒険者

前作から成長したベルは、冒険者としての実力はもちろん、リーダーシップも一段と向上している。無鉄砲な面は残しつつも、アシオやホワイトを気遣い、的確な指示を出す場面が多く見られ、頼もしさが増している。彼の冒険への情熱は、読者にも伝染するほどの力強さを持っており、彼と共に冒険をしているかのような臨場感を味わえるだろう。 目標である「世界一の冒険の書」への強い意志は、物語全体を力強く牽引している。

アシオ:不器用ながら真面目な新人記師

アシオはベルとは対照的に、やや消極的で不器用な新人記師だ。世界一の冒険の書を作るという目標は掲げているものの、自信がなく、時折迷いや不安を露わにする。しかし、その真面目さや努力家な面は、読者の共感を呼び、彼の成長を応援したくなる。ベルとの関係性は、最初はぎこちないものだったが、次第に信頼関係を築き、互いに支え合う姿は見ていて心温まる。彼の成長過程を見守るのも、この作品の魅力の一つだ。

ホワイト:謎多きしゃべる板

しゃべる板、ホワイトの存在は、この物語に独特のユーモアとミステリーを付加している。その正体や能力は未だ謎に包まれているが、時折見せる鋭い洞察力やユーモラスな言動は、物語にアクセントを加え、読者を飽きさせない。ベルとアシオの冒険をサポートする存在として、物語を彩る重要な役割を担っている。彼の発言や行動は、物語の展開に影響を与えるだけでなく、読者にも様々な考察を促すだろう。

冒険の書の新たな可能性

「冒険の書」という、冒険者の功績を記し神に捧げる書物は、この作品の世界観を象徴する重要なアイテムである。前作ではその存在が漠然と描かれていたが、今作では「イイネ」という加護を得るシステムが具体的に示され、冒険の書の重要性と魅力がより明確になった。 神からの「イイネ」によって冒険者が成長していく様子は、読者にも分かりやすく、冒険の達成感と喜びを共有できるようになっている。また、冒険の書の制作過程も丁寧に描かれており、その作業の大変さや、完成した時の達成感を味わえる。

世界観とストーリー

前作からの世界観を引き継ぎつつ、新たな冒険の舞台やキャラクターが導入されており、新鮮な驚きと発見が満載である。 謎に満ちた世界は、読者の好奇心を刺激し、次の展開を期待させる。 冒険の過程で出会う様々な出来事やキャラクターは、物語に深みを与え、ベルとアシオの成長を促す。 物語のテンポも良く、飽きさせない構成になっている。 読者は、ベルとアシオと共に、冒険の書を作り上げ、世界を冒険するワクワク感を味わえるだろう。

まとめ

「角と板と魔法記師1」は、前作の世界観を踏襲しつつ、新たなキャラクターと冒険を織り交ぜた、魅力的な作品である。 ベルとアシオ、そしてホワイトの3人の掛け合いは、ユーモラスで温かく、読者に心地よい時間を提供してくれる。 冒険の書というユニークな設定と、成長していくキャラクターたちの姿は、読者に感動と希望を与えてくれるだろう。 前作ファンはもちろん、初めて読む人にもおすすめできる、爽快感と感動に満ちた冒険活劇だ。 次巻への期待も大きく、今後の展開が非常に楽しみである。 この作品は、冒険と友情、そして成長の物語を、軽快なタッチで描き出している。 ぜひ、この魅力的な世界に飛び込んでみてほしい。

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