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【同人誌レビュー】がんばれ小傘さん総集編11【STUDIOはまち組】

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がんばれ小傘さん総集編11 感想とレビュー:日常を彩る東方アバターコメディ

本作「がんばれ小傘さん総集編11」は、東方Projectのキャラクターたちをアバターとして、作者の日常をユーモラスに描いた4コマ漫画の総集編だ。Vol.37からVol.41までのエピソード(Vol.40は別刊)を収録し、フルカラー108ページというボリュームで、作者の個性が光る日常を覗き見ることができる。

旅行、カラオケ、お祭り…盛りだくさんの日常

総集編というだけあって、収録されているエピソードは多岐にわたる。沖縄旅行、19時間カラオケ、台湾での博麗神社例大祭、諏訪御柱祭といった、旅行やお祭りといったイベントから、日々の何気ない出来事まで、バラエティ豊かな内容が楽しめる。

沖縄旅行編:SDFネタも飛び出すご当地体験

沖縄旅行編では、SDF(自衛隊)ネタが織り込まれているのが特徴的だ。作者の趣味嗜好が垣間見えるだけでなく、ご当地グルメや観光スポットの紹介もされており、旅行気分を味わえる。東方キャラたちが沖縄の風景に溶け込み、いつもと違う一面を見せるのも見どころだろう。

19時間カラオケ編:限界への挑戦と友情

19時間カラオケ編は、文字通り19時間ぶっ通しでカラオケをするという、常人には考えられない企画を描いている。長時間のカラオケで疲弊していくキャラクターたちの様子がコミカルに描かれており、共感できる人もいるのではないだろうか。友人たちとの絆や、歌に対する情熱も感じられるエピソードだ。

博麗神社例大祭in台湾編:海外イベントの熱気と交流

博麗神社例大祭in台湾編は、海外イベントならではの熱気や、現地のファンとの交流が描かれている。言葉の壁を越えて、東方Projectという共通の趣味で繋がる人々の姿は感動的だ。台湾の文化やグルメも紹介されており、旅行記としても楽しめる。

諏訪御柱祭編:伝統行事の迫力と東方コラボ

諏訪御柱祭編は、日本の伝統的なお祭りである御柱祭を舞台に、東方Projectとのコラボレーションを描いている。御柱祭の迫力や荘厳さを、東方キャラたちが体験することで、より身近に感じることができる。伝統と現代、そして東方Projectという異質な要素が融合した、ユニークなエピソードだ。

東方キャラのアバターとしての魅力

本作の魅力は、東方Projectのキャラクターたちが、作者の日常を彩るアバターとして機能している点だ。それぞれのキャラクターの性格や特徴を活かしつつ、作者自身の感情や体験を表現することで、より親近感の湧く作品となっている。

例えば、主人公である小傘は、ドジでかわいらしい性格が、作者のちょっとした失敗談や天然エピソードと見事にマッチしている。他のキャラクターたちも、それぞれの個性に合わせて、作者の日常を盛り上げている。

フルカラーで表現される豊かな世界観

フルカラーで描かれていることも、本作の魅力の一つだ。鮮やかな色彩で表現された風景やキャラクターたちは、読者の視覚を楽しませてくれる。特に、旅行編では、各地の美しい景色がリアルに再現されており、まるで自分も一緒に旅をしているような気分になる。

また、キャラクターたちの表情や仕草も細かく描かれており、感情が伝わりやすい。フルカラーであることで、漫画としての表現力が格段に向上していると言えるだろう。

総評:日常を愛でる東方ファン必見の作品

「がんばれ小傘さん総集編11」は、作者の日常を東方Projectのキャラクターたちを通して描いた、心温まるコメディ作品だ。旅行、カラオケ、お祭りなど、バラエティ豊かなエピソードが収録されており、飽きることなく楽しめる。フルカラーで描かれた美しいイラストも魅力的だ。

東方Projectのファンはもちろん、日常を愛でる全ての人におすすめしたい一冊だ。作者のユーモアセンスと、東方キャラへの愛情が詰まった本作は、読者に笑顔と癒しを与えてくれるだろう。Vol.40が別刊に収録されている点が少し残念だが、ぜひそちらも合わせて読んで、作者の世界観を堪能してほしい。

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