すまどう!~スマホで読める電子同人作品の徹底レビュー!~

スマートフォンで読める電子同人作品を徹底レビュー!

【同人誌レビュー】まるごときくり総集編2【カグラミクス】

thumbnail

thumbnail

thumbnail

thumbnail

thumbnail

thumbnail

thumbnail

thumbnail

thumbnail

thumbnail

thumbnail

まるごときくり総集編2の購入はこちら

「まるごときくり総集編2」レビュー:酒クズの魅力を詰め込んだ、笑いと愛おしさ溢れる一冊

「まるごときくり総集編2」は、人気アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」に登場する伊地知星歌の姉、伊地知虹夏、そして後藤ひとりのバイト先であるライブハウス「STARRY」の店長、伊地知星歌に並ぶ主要人物の一人、廣井きくりにスポットを当てたギャグ漫画の総集編だ。過去に発行された4冊の同人誌、「水溶性ぼっち」「きせかえぼっち」「バルーンぼっち」「おかたづけきくり」に収録されたきくりの漫画をまとめた本書は、きくりというキャラクターの魅力を余すところなく堪能できる、ファン必携の一冊と言えるだろう。

きくりの魅力を最大限に引き出すギャグの数々

本書に収録されている漫画は、どれもきくりの破天荒な酒癖と、それによって引き起こされる騒動をコミカルに描いている。アルコールが絡むことで暴走するきくりの言動や行動は、時に周囲を巻き込み、時に笑いを誘う。しかし、その根底には、音楽への情熱や、後輩たちへの愛情が垣間見える。作者は、きくりの多面的な魅力を、絶妙なバランスでギャグの中に織り交ぜている。

酒クズっぷりの徹底的な描写

きくりの最大の魅力は、何と言ってもその「酒クズ」っぷりだろう。本書では、きくりが酒を飲むシチュエーションをこれでもかとばかりに描き出している。酔っ払って奇行に走る姿、記憶をなくして周囲に迷惑をかける姿、それでも懲りずに酒を求める姿…これらの描写は、時に共感を呼び、時に呆れさせるが、同時に、きくりというキャラクターへの愛着を深める。

特に印象的なのは、きくりが過去のトラウマや苦悩を抱えながらも、それを酒でごまかし、乗り越えようとする姿だ。一見するとただの酔っ払いだが、その奥には、繊細で傷つきやすい一面が隠されている。作者は、きくりのそうした複雑な内面を、ギャグの中にさりげなく忍び込ませることで、キャラクターに深みを与えている。

周囲のキャラクターとの掛け合いの妙

本書のもう一つの魅力は、きくりと周囲のキャラクターとの掛け合いだ。特に、後藤ひとり(ぼっちちゃん)との絡みは、本書の大きな見どころの一つと言えるだろう。コミュ障で内向的なぼっちちゃんと、酒癖が悪く破天荒なきくりという、対照的な二人の組み合わせは、絶妙な化学反応を起こし、数々の爆笑シーンを生み出している。

また、伊地知姉妹や廣井菊里、PAさんといった、他のキャラクターとの掛け合いも、それぞれ異なる面白さがある。きくりの言動に振り回される周囲の反応や、それに対するきくりの返しなど、キャラクター同士の関係性を活かしたギャグは、読者を飽きさせない。

総集編としての完成度

本書は、過去に発行された4冊の同人誌をまとめた総集編だが、単に漫画を収録しただけではない。各作品の間には、簡単な解説やコメントが添えられており、それぞれの作品が生まれた背景や、作者の思いを知ることができる。また、収録順も考慮されており、きくりのキャラクター性が徐々に深まっていく様子を、自然に感じ取ることができる。

総集編という形式でありながら、一つの作品として楽しめるように構成されている点は、作者の力量の高さを示すものと言えるだろう。

まとめ:きくりファン必携、笑いと癒しの一冊

「まるごときくり総集編2」は、きくりというキャラクターの魅力を最大限に引き出した、完成度の高いギャグ漫画集だ。酒クズっぷりの徹底的な描写、周囲のキャラクターとの絶妙な掛け合い、そして、笑いの中に垣間見えるキャラクターの深み…これらの要素が組み合わさることで、読者はきくりというキャラクターにますます愛着を持つことになるだろう。

「ぼっち・ざ・ろっく!」ファンはもちろん、ギャグ漫画好きにもおすすめできる一冊だ。疲れた時や、気分転換をしたい時に、本書を手に取れば、きっと笑いと癒しを与えてくれるだろう。きくりだらけの笑いの渦に、あなたも巻き込まれてみてはいかがだろうか。

まるごときくり総集編2の購入はこちら

©すまどう!