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【同人誌レビュー】バックステージランチ(3話)【側溝のウナギ】

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同人漫画「バックステージランチ(3話)」感想とレビュー

天才肌イケメン×訳ありヤリチンの芸人BLという惹句に惹かれて、同人漫画「バックステージランチ(3話)」を読んだ。シリーズものの3話目ということで、過去作を予習してから臨んだ。本作は、過去の苦い経験が現在に影を落とすシリアスな展開であり、キャラクターたちの心の葛藤が丁寧に描かれている。

4年前のライブの苦い記憶

物語は、4年前の北場のイメチェン後の初ライブが、金谷にとってトラウマになっているという過去から始まる。イケメンになった北場に対する周囲の熱狂と、それに対する金谷の複雑な感情が、鮮やかに描写されている。金谷が北場の「身代わり」になることを選んだ背景には、どのような感情があったのか。それは自己犠牲なのか、あるいは別の何かだったのか。今後の展開でより深く掘り下げられることを期待したい。

現在の危機とトラウマの再燃

現在パートでは、ライブ直前にコントの小道具を忘れた北場と、急遽漫才をすることになった金谷が描かれる。4年前のトラウマが再燃し、漫才に集中できない金谷の姿は、読んでいて胸が締め付けられる。過去の出来事が、現在にどれほど大きな影響を与えているのかが、痛いほど伝わってくる。

ストーリー構成と演出

シリアスな展開

本作は、全年齢対象でありながら、シリアスな展開が中心となっている。コメディ要素は控えめだが、それが物語の深みを増していると感じた。キャラクターたちの心の動きを丁寧に描くことで、読者は彼らの苦悩や葛藤に共感し、感情移入することができる。

過去と現在の交錯

過去と現在を交互に描くことで、物語に奥行きを与えている。4年前の出来事が、現在の状況にどのように繋がっているのかが、徐々に明らかになっていく構成は、読者を飽きさせない。過去のトラウマを克服するために、金谷がどのように成長していくのかが、今後の見どころとなるだろう。

おまけ漫画

本編後のおまけ漫画は、本編のシリアスな雰囲気とは打って変わって、コミカルな内容となっている。キャラクターたちの日常や、意外な一面を知ることができ、本編とのギャップが楽しい。本編で張り詰めていた心が、おまけ漫画で少しだけ和らぐ。

キャラクター描写

金谷

金谷は、過去のトラウマに苦しむキャラクターとして描かれている。自己肯定感が低く、常に周囲の目を気にしている彼の姿は、多くの読者の共感を呼ぶだろう。北場に対する複雑な感情を抱えながらも、彼の才能を信じている金谷の姿は、健気で応援したくなる。

北場

北場は、天才肌のイケメンとして描かれている。一見すると完璧に見える彼だが、実は過去に何かを抱えていることが示唆されている。金谷との関係を通して、彼がどのように変化していくのかが楽しみだ。

二人の関係性

金谷と北場の関係性は、本作の大きな魅力の一つだ。過去の出来事が二人の間に深い溝を作っている一方で、お互いを必要としていることが伝わってくる。漫才を通して、二人がどのように絆を深めていくのかが、今後の展開で描かれることを期待したい。

今後の展開への期待

トラウマの克服

金谷が過去のトラウマを克服し、自己肯定感を取り戻すことができるのか。そして、北場との関係がどのように変化していくのか。二人が互いに支え合い、成長していく姿を描いてほしい。

コメディ要素の追加

シリアスな展開も魅力的だが、もう少しコメディ要素を加えても良いかもしれない。芸人BLというジャンルである以上、笑える要素も期待したい。金谷と北場の掛け合いや、舞台裏でのドタバタ劇など、読者を笑顔にするシーンを盛り込んでほしい。

周囲の人物との関係

金谷と北場だけでなく、周囲の人物との関係性も掘り下げてほしい。他の芸人仲間や、マネージャーなど、彼らを取り巻く人々とのドラマを描くことで、物語に更なる深みが増すだろう。

全体的な評価

「バックステージランチ(3話)」は、過去のトラウマを抱えるキャラクターたちの心の葛藤を丁寧に描いた、読み応えのある作品だ。シリアスな展開が中心だが、キャラクターたちの魅力的な描写や、過去と現在の交錯するストーリー構成によって、読者を飽きさせない。今後の展開で、金谷がトラウマを克服し、北場との関係を深めていく姿を描かれることを期待したい。

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