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【同人誌レビュー】モルモット君が私に内緒でウマチューブにでてた話【赤目屋さん。】

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同人漫画「モルモット君が私に内緒でウマチューブにでてた話」感想・レビュー

本作は、ウマ娘プリティーダービーを題材とした二次創作同人漫画だ。前半は、トレーナーがモルモット君の勝手なウマチューブ出演に翻弄されるコメディ、後半は夏合宿中のタキオン、トランセンド、シャカールが織りなすドラマ、そしておまけとしてエイプリルフールネタの宇宙走娘が収録されている、盛りだくさんな一冊だ。

前半:モルモット君、まさかのウマチューブデビュー!?

物語は、トレーナーが自身の担当ウマ娘であるモルモット君が、いつの間にかウマチューブに出演していたという衝撃的な事実を知るところから始まる。許可なく勝手に…!?というトレーナーの驚きと怒りが、コミカルな演出で描かれていく。

モルモット君が一体どのような経緯でウマチューブに出演することになったのか、詳細は語られない。しかし、その「勝手に出演」というシチュエーション自体が、笑いを誘う。トレーナーの慌てぶりや、モルモット君の(おそらく)悪気のない様子が、読者の共感を呼ぶだろう。

このパートは、短いながらもテンポが良く、ウマ娘世界の日常風景を垣間見ることができる。トレーナーと担当ウマ娘の間の、少し変わった関係性が楽しめる、軽快なコメディだ。

後半:夏合宿の夜、それぞれの想い

夏合宿を舞台にした後半は、一転して少ししっとりとした雰囲気となる。アグネスタキオン、トランセンド、ナリタシャカールの3人が、深夜まで作業に没頭している様子が描かれる。

疲労の色が見え始める中、タキオンが「休憩」と称して、自身のトレーナーの元へ向かう。それに触発されたかのように、トランセンドもまた、トレーナーの元へ…。残されたシャカールは、二人の行動にどんな感情を抱くのだろうか。

このパートでは、普段はクールな印象の強いタキオンやトランセンドが、トレーナーに対して特別な感情を抱いていることが示唆されている。彼女たちがトレーナーに何を求めているのか、明確には語られない。しかし、その曖昧さこそが、読者の想像力を掻き立てる。

シャカールの視点から描かれることで、より一層、彼女たちの感情が際立って感じられる。深夜の合宿所という閉鎖的な空間も、彼女たちの感情を増幅させる要因となっているのかもしれない。

このパートは、コメディ要素は控えめだが、ウマ娘たちの繊細な感情を描き出すことで、作品に深みを与えている。

おまけ:エイプリルフールの宇宙走娘

エイプリルフールネタとして収録されている「宇宙走娘」は、その名の通り、ウマ娘たちが宇宙を舞台にレースを繰り広げるという、ぶっ飛んだ内容だ。

重力、酸素、空気抵抗…そんなものはどこ吹く風。ウマ娘たちは、ロケットを背負ったり、宇宙服を着たり、ありとあらゆる手段を使って宇宙空間を駆け抜ける。その無茶苦茶っぷりが、なんとも楽しい。

このパートは、シリアスな展開は一切なし。ただただ、ウマ娘たちが宇宙で騒いでいる様子が描かれる。作者の自由な発想と、ウマ娘への愛情が感じられる、サービス精神旺盛な内容だ。

総評:バラエティ豊かな一冊

「モルモット君が私に内緒でウマチューブにでてた話」は、コメディ、ドラマ、そしてぶっ飛んだネタと、様々な要素が詰まった、バラエティ豊かな一冊だ。

前半のコメディは、テンポが良く、気軽に楽しめる。後半のドラマは、ウマ娘たちの繊細な感情を描き出し、読者の心を掴む。そして、おまけの宇宙走娘は、作者の自由な発想とユーモアが爆発している。

絵柄は、可愛らしく、ウマ娘たちの魅力を最大限に引き出している。ストーリーも、原作の世界観を大切にしつつ、作者独自の解釈やアレンジが加えられている。

全体として、ウマ娘ファンであれば間違いなく楽しめる、完成度の高い作品だと言えるだろう。特に、タキオン、トランセンド、シャカールが好きな人には、強くおすすめしたい。彼女たちの新たな一面を発見できるかもしれない。

作者のウマ娘への愛情が伝わってくる、温かい気持ちになれる一冊だ。次作にも期待したい。

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