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【同人誌レビュー】DisAster【chimere/marie】

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同人漫画「DisAster」感想:FGO水滸伝組の愉快な騒動劇

TYPE-MOONのスマートフォン向けRPG「Fate/Grand Order」(FGO)に登場する、水滸伝をモチーフにしたキャラクターたちを中心とした同人漫画「DisAster」を読了した。九紋竜エリちゃん(エリザベート・バートリー〔ハロウィン〕)、呼延灼、燕青、そして荊軻という、一見すると共通点が見出しにくい面々が織りなすギャグ短編集だ。本作の魅力を紐解いていきたい。

笑いの洪水! チェイテ梁山泊の日常

本作のメインテーマは、エリちゃんが率いるチェイテ梁山泊の日常を描いたものだ。エリちゃんは、相変わらずの破天荒ぶりを発揮し、呼延灼や燕青といった面々を巻き込み、騒動を巻き起こす。特に、エリちゃんの奇想天外な発想と、それに振り回される周囲のリアクションのギャップが面白い。

各キャラクターの個性が際立っている点も魅力だ。真面目で堅物な呼延灼は、エリちゃんの突拍子もない行動に辟易しながらも、なんだかんだで付き合ってしまう。クールでスマートな燕青は、飄々とした態度を崩さず、エリちゃんの騒動を冷静に見守る。そして、本作で特にフィーチャーされている荊軻は、その酔っ払いキャラと、時折見せる鋭い洞察力で、物語に深みを与えている。

ストーリーは、基本的に一話完結型の短編で構成されているため、気軽に読み進めることができる。各エピソードは、FGOのイベントやシナリオをパロディにしたものや、キャラクターたちの日常を描いたオリジナルストーリーなど、バラエティに富んでいる。

荊軻愛に溢れた一冊

作者が「荊軻ちゃんの出番がやたら多い本です」と述べているように、本作は荊軻への愛が溢れている。普段は酔っ払ってばかりの彼女が、意外な一面を見せたり、他のキャラクターとの掛け合いで新たな魅力を引き出されたりする。

特に印象的なのは、荊軻が過去の失敗を乗り越えようとする姿を描いたエピソードだ。彼女は、始皇帝暗殺という過去の出来事に囚われながらも、エリちゃんや他の仲間たちとの交流を通して、少しずつ前向きになっていく。その姿は、読者の心を打つ。

また、荊軻と燕青のコンビも魅力的だ。互いに信頼し合いながらも、どこか遠慮しているような二人の関係性は、今後の展開を期待させる。

WEB再録も楽しめる!

本作には、過去にWEBで公開された作品も収録されている。そのため、作者の過去の作品を知っている読者にとっては、懐かしい気持ちで読み返すことができるだろう。また、初めて作者の作品に触れる読者にとっては、過去の作品と合わせて楽しむことで、作者の作風やキャラクターへの理解を深めることができるだろう。

FGOファン必見のギャグ短編集

「DisAster」は、FGOの水滸伝組のキャラクターたちが織りなす、笑いあり、感動ありのギャグ短編集だ。エリちゃんの破天荒ぶり、呼延灼の苦労、燕青のクールさ、そして荊軻の魅力が存分に詰まっている。FGOファンはもちろん、ギャグ漫画が好きな人にもおすすめできる一冊だ。

個人的に好きなポイント

  • エリちゃんの無茶ぶりに巻き込まれる呼延灼のリアクション
  • 燕青の冷静なツッコミ
  • 酔っ払いながらも、時折鋭い洞察力を見せる荊軻
  • 荊軻と燕青の微妙な距離感
  • FGOのイベントやシナリオをパロディにしたネタ

まとめ

「DisAster」は、FGOの水滸伝組のキャラクターたちの魅力を最大限に引き出した、完成度の高いギャグ短編集だ。笑いあり、感動あり、そしてキャラクターへの愛が詰まっている。FGOファンならば、間違いなく楽しめるだろう。個人的には、荊軻の活躍をもっと見てみたいので、続編に期待したい。

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